検証ラボ ── 2026-08-23
SQXの注文タイプ4種 — 「どう入るか」を決める設定を画面つきで解説
ビルディングブロックの記事の続きです。今回は部品のうち注文タイプ(Order types)——生成される戦略が「シグナルが出たあと、どうやってポジションを持つか」を決める4つのブロックを見ていきます。
設定画面
場所は Builder → Full settings → Building blocks の右上です。
Useにチェックを入れたタイプが生成に使われます。複数有効にすると、生成される戦略ごとにいずれかのタイプが割り当てられます(Weightで選ばれやすさを調整できます)。
4タイプの意味と性質
(MKT) Enter at market — 成行
シグナルが成立したら、そのまま成行でエントリーします。いちばん素直なタイプで、シグナル=エントリーなので挙動が分かりやすいのが利点。約定は確実ですが、価格の勢いを確認するステップはありません。
(MKT) Enter/reverse at market — ドテン(成行)
成行に加えて、反対方向のシグナルが出たら決済して同時に反転します。実質的に「常にどちらかのポジションを持ち続ける」ドテン型の戦略が生まれます。ポジションを持たない期間がほぼ無くなるため、性質はかなり別物になります。
(STOP) Enter at stop — 逆指値(ブレイクアウト型)
シグナル成立後、現在価格より不利な側ではなく「進行方向」に逆指値を置き、価格が実際にそこまで動いたらエントリーします。「シグナルのあと、勢いが確認できたら入る」というブレイクアウト的な性質になります。価格が届かなければエントリーしない(見送りが発生する)のが特徴です。
Default (forex)プリセットで有効なのはこのタイプだけです。ブレイクアウトに向いた素直な選択と言えます。
(LMT) Enter at limit — 指値(押し目型)
シグナル成立後、有利な方向に指値を置いて待ちます。押し目・戻りを拾う形になるためエントリー価格は有利になりますが、価格が戻ってこなければエントリー機会を逃すことがあります。
ざっくり比較
| タイプ | 入り方 | 利点 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| MKT(成行) | シグナルで即 | 確実に約定・単純 | 勢いの確認なし |
| MKT(ドテン) | 反対シグナルで反転 | 常時ポジション型の戦略が作れる | 性質が大きく変わる |
| STOP(逆指値) | 勢いを確認して | ブレイクアウトと相性◎ | 届かなければ見送り |
| LMT(指値) | 押し目を待って | エントリー価格が有利 | 機会損失がありうる |
実務の指針
- まずは既定のまま(Default forexならSTOPのみ)で流れをつかむのがおすすめです
- 複数を同時に有効にすると、同じ条件ブロックからでも性質の違う戦略が生まれます。そのぶん探索空間は広がるので、ブロックの記事で書いた「広げても歩留まりは上がらなかった」という実測は思い出してください
- タイプを変えたら、それは別の戦略スタイルを探索しているということ。検証記録には有効ブロック数と一緒に注文タイプも書いておくと、後から比較できます
次は同じ画面の下半分、決済タイプ8種です。
※本記事の画面・仕様はBuild 144時点の確認内容です。